2014年5月18日日曜日

池田の梵鐘


梵 鐘(除夜の鐘)

 

大晦日の正子(しょうし・24時(参考→正午・午前・午後)全国の寺院では「除夜の
鐘」(旧年を除く日の夜の意味)が撞かれて百八つの厄・煩悩を除き、清浄な心で新年
を迎える行事が行われている。

梵鐘は寺院で用いられる「つり鐘」のことで鐘楼に吊されている。撞木(しゅもく)で
鐘を撞いて時刻や慰霊・変事を知らせるために鳴らされている。火災にはもっぱら「半
鐘」が鳴らされる。半鐘は「カンカン」で梵鐘は「ゴ~ン」と殷殷(いんいん)と鳴る

梵鐘は青銅(銅と錫の合金でブロンズとも言う)で鋳造されるが特に金・銀が加えられる。

日本の三大梵鐘は東大寺・方広寺・智恩院の鐘で智恩院の鐘は江戸初期に造られ、高さ

2,8m・径1,8m重さ70屯日本最大の鐘です。

 池田の寺院の大梵鐘は22ケ寺に在って、最も古いものから順に

 大広寺(慶長141609年 高1,12m・径0,71m)

釈迦院(寛永 91632年 高1,13m・径0,62m)

法園寺(慶安 21649年 高1,40m・径0,76m)

託明寺(寛文121672年 高1,35m・径0,755m)

常福寺(天和 21682年 高1,39m・径0,75m)

本養寺(元禄 41691年   ?     ?

寿命寺(正徳 21712年 高1,39m・径0,756m) (以下略)
 


煩悩⇒貧・嗔・痴・慢・疑・見の百八つと言われ、煩悩を断った境地を悟りと言う。

  「煩悩も少なくなりぬ 除夜の鐘」嘉楽

除夜の鐘⇒百八つの煩悩(厄)を懺悔し落とす願いを込めて、各寺院で梵鐘を撞く。

     年が変わる正子(0時)までに百七つ撞いて、正子に一つ撞くのが正しい。

     梵鐘の音は鐘の大きさや鐘楼の軒の拡がりで音が広がる。

梵鐘の乳は煩悩の数百八つあるとされるが、古い梵鐘はそれ以上あり時代がわかる。

戦時中梵鐘の供出が強制されたが、そのとき300年以上の鐘は供出をまぬがれた。

供出された鐘は品質検査のため穴が開けられた。戦後返還された鐘はそのため良い
音がせず、新しく鋳造された。
 
*写真は「大広寺」「釈迦院」梵鐘どちらも池田市重要文化財
 

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