2014年6月8日日曜日

地獄に行きたい


地獄に行きたい

サンケイ新聞夕刊に掲載されたのを読んで、私が生まれた近くの京都千本鞍馬口の「えんま堂」へ里帰りも兼ねて久しぶりに行ってみたくなった。もうこの歳になると何時冥界にはいっても不思議ではない。好奇心の強い私は極楽老人ホームへ入居するよりも怖いもの見たさに地獄とやらに行ってルポジュタージュを家族に送信して見ようと思った。盂蘭盆会にはちと早いが、傘を片手に東山区の六道珍皇寺から閻魔大王にご挨拶に伺った。住所氏名年齢とメールアドレスを申し上げ、恐る恐る頭を上げると閻魔大王はギロリと目玉を見開いて「お前は地獄に来る程の悪事はしとらん、しかし、腹の中は真っ黒じゃ!庚申の日、身中の虫が報告に来よったわ!これからの生き様が大切じゃ!」と一喝されてしまった。

最近は入退院を繰り返している。帰りに親戚を訪ねて「これが最後の見納めとなるかも知れへんな~」と口に出すと「げんの悪いこと言わんときぃ~そやけどお互い歳やな~」従弟と笑い会った。毎日喫茶店で会う友人とも「一期一会と言うから、今この時を大切にしやな」と話す。人と人とのふれあいの思い入れが強くなる自分である。晩節をけがさず、地獄への旅立ちを心待ちにしよう。そうだ!ガイドに枝雀の落語「地獄八景亡者戯」を持っていこう。

 

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