2015年7月7日火曜日

言葉は生き物


言葉は生き物

「言葉は生き物!」言葉は変化して行くものだからやむを得ないとは思うものの、長く生きている私にとって日本語は乱れていると思う。美しい日本語、表現豊かな日本語はすでに過去のものとなってしまったのか?文章のプロと言う作家でさえも文体を変えて来ている。芥川賞の川上未映子は「乳と卵」で大阪弁を駆使して少女マンガのオノマトペア(擬音語)を多く挿入する一方、カギ括弧も句読点もない文体は樋口一葉の文体に影響を受けたと言われる。話し言葉と書きことばが混然とした文章となって来ている。手紙を書かなくなってメールに変わると、もう文章ではなくなって来てしまった。本を読まないし、変換で漢字が出るので漢字が書けない、読めない、そんな若者が増えてきている。話し方が早口でヤバ・ウザイとかマクド・スタバ・ゲーセンなど短縮されてしまうので意味不明の言葉が溢れてついていけない年寄の一人である。全然○○と言うのは否定に使われていたのが最近は肯定に使われているし、「○○してもらってよろしいでしょうか」といわれても「いや」だとは言えないインギンブレイな言葉も増えている。臨機応変な配慮表現が出来ずにマニュアル通りに繰り返す悪影響かもしれない。言葉や文章が人を殺したり生かせたりすることもある。表現の大切さを今一度思い返して見たい。

                           2015.7.7.

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