2015年12月29日火曜日


「年間2000人献血」達成への道のり
CN50周年に当たる池田ライオンズクラブでは数々の記念事業を実施して来ました。そのなかでのメインイベントとして「1000人献血・120人骨髄バンクドナー登録」があります。従来年間8500名前後で推移して来た実績を、今回は例年の倍の年間1000人の目標にチャレンジすることに決定したその時は「そりゃ~無理や!」と正直当惑しました。しかし周辺からは「会長が公言したんやから、やるっきゃないでしょう!」の声に、不安を悲壮な決意に変えて、メンバーの人脈をフル動員しての活動が始まった。
頭に浮かんだのは「弁慶の刀狩り」。1000本目が京都五条大橋の牛若丸との出会いとなったのだが・・・・・「よし!やったるで~」その悲願を胸に秘めて、先ずは会社・銀行・学校・警察・市役所・商店街など官民の組織への協力依頼です。メンバーの人柄・信頼と熱意によって次々と組織から協力を表明して頂きました。メンバー自身の企業の参加は勿論です。一般市民の方々を含めての広報活動も重要な取り組みです。ツールとしてポスターやちらし・プラカードや献血バスに貼るマグネット表示板、その何れにも「50th1000人献血」のロゴでアピールすることにしました。
献血はあくまで善意によるものであって、景品で勧誘するものではありませんが、記念品の選定は大切です。今回は地産醤油(香川県坂出)とエコ食洗剤をロゴ入り紙バッグにセットしてお渡しすることにしました。献血者の多いアラサー・アラフォー(3040歳代)の方々にターゲットを置いて、勿論男性にも奥さんの喜ぶお土産として好評なのです。誰もが使う必需品は実用的で貰った方々のクチコミでその後の実績に影響したのでは?と思いたくなります。そのアイデアはさすが池田クラブメンバーの素晴らしい智恵だな~と自慢したくなります。
市役所のロビーにはコーナーを設けて達成累計数をその都度掲示することにしました。
これは市民へのPRと、我々の励みにもなる新たな試みとして評価されます。目標を設定し表示して行う活動はクラブメンバーだけでなく日本赤十字社・骨髄バンクのスタッフにも伝わり献血奉仕に関わるメンバーすべてが「心を一つにして頑張ろう!」と言う気力に満ちた空気をつくり実績の向上に寄与したと思います。実績のアップは骨髄バンクドナー登録にも影響し、臓器移植ドナーよりも更にハードルの高い決断を必要とするドナー登録(ライオン誌200910月号参照)に効果を及ぼしました。波及効果は過去に実施した同じ場所でも増加が見られ、また大阪空港や警察・銀行など2回目3回目の実施の協力を受入れていただく刺激にもなりました。そして警察などは他の市まで協力が及びました。
企業の場合には、あらかじめ総務や保健担当責任者の方に献血予定者のリストや時刻のエントリー表を作成していただき、時間帯を決め、短時間で効率的に実施し、業務に出来るだけ支障を来たさない配慮をしていただきました。
この様にして開始された献血実績は予測を大きく上回り、なんと6ヶ月間で1000人目を達成し、2009125日に「1000人目の牛若丸」となる幸運の献血者に出会うその日が来ました。1000人目決定の表彰式が行なわれて、記念品の贈呈を行なったとき、クラッカー打ち上げのサプライズに、1000人目該当者の女性とお嬢ちゃんの驚く表情がなんとも可愛いらしく、スタッフ全員の目標達成の喜びとなりました。そして同時に、第一目標1000人のクリアーに満足することなく、更に最終目標2000人達成を目指して挑戦する決意を固めることになりました。
これまでの活動のパワーとなったのは献血委員長のリーダーシップです。委員長L柏崎の
若くて声の大きい誠実な人柄は、巧まない迫力で皆を「YES WE CAN!」と言わせてしまいます。彼の情熱は常に止まりません。飲みに行っても献血を忘れない。マスター・ママ・あの娘・この娘まで献血の協力者にしてしまいます。あの娘から「1000人献血達成オメデト~」絵文字Vサインの携帯メール・・・・・嬉しいね~?!
献血の場所での「ありがとう!」に加えて一言が大切です。「次回の献血はいつですか?待ってま~す」「今日は採血出来なくて残念!又体調を整えて来てね~」など献血者も依頼者も「誰かのために役立ったのだ」と言う達成感・満足感を共有する雰囲気が共に幸せの輪を広げることになります。
こんな苦労もあります。朝930分から準備に入ります。先ずはメンバーの当番が搬入してくれた記念品を入れる紙バッグにロゴシールを貼り品物をセット、献血バスにロゴの掲示、クラブのユニホーム・たすき・テッシュ配りの用意を済ませて、担当メンバーの応援を待ちます。昼も休まず「とおし」で実施することが殆どで、交代で昼食をとることになります。常時記念品の在庫をチェックし補充して行きます。献血者の渋滞や少なくなった状況に注意しながら献血依頼のアピールを行ないます。
午後430分受付が終了し、最後の献血者が採血を終えると撤収は5時を過ぎる。撤収はスタッフ全員が協力し、慣れた要領で、ようやく一日を終える。最後に事務から当日の実績報告書を受け取る。期待の数字を見て積み上げる累計が喜びに変わる。「やったぜ今日も!」スタッフ同志で交わす目と目が満足と意欲に答える。一回一回の積み上げが一歩一歩と坂道を登って行く。坂の上の雲を目指して。
記念品の調達や搬入搬出にも苦労がある。賞味期限のある食品は大量に発注できないし、また発注ロットがあるから、うっかり品切れさせる恐れがある。各種の備品もそうだが在庫を予測しながら発注してゆくが搬送が間に合わないことが起きた。「品物が足りない!どうしよう!」仕方なく、スーパーや卸売市場へ急場をしのいで急行することもあった。ピンチのとき、いつもメンバーが助けてくれた。
あと数回の献血予定を残して、なんとか2000人達成のメドが見えて来ました。しかし今後もライオンズクラブの献血推進事業は続けて行かねばなりません。
20103月ライオン誌に記載されているように、少子高齢化で今後輸血用血液が不足することが懸念されています。高齢者の輸血需要が増加している一方、特に10代・20代の若い人たちの献血参加が少なくなっている傾向が心配されます。また最近NHKでも取り上げられていましたが「無縁社会」と呼ばれる、人と人との絆の希薄化が進み、30年後には40%の人が孤独・一人暮らしになると言う社会現象が拡大しつつあります。これらの人は「付き合いはめんどうくさい」「人の世話になりたくない、人のためになりたくない」と人間関係を破壊してゆくのです。このような風潮には様々な要因があって一概にこれらの人を批判することはできませんが、こんな社会には絶対にしてはならないと思います。




 

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