2015年12月6日日曜日

アナログな高齢者と国勢調査

総務省統計局が行う国勢調査の調査員となった。10月末まで国家公務員の任命をうけて受持ちの調査区の全世帯を把握して、戸別に訪問し調査の回答をお願いし調査票を回収する仕事である。私のエリアは駅近くで、ここ5年間にマンションが急増し、つい昔の向う三軒両隣的な1戸建て住宅・長屋・アパートなどは極端に少なくなって街の風景はすっかり変わってしまった。そして独居が増えつつある。昔からの知り合いを訪ねると笑顔で迎えられて「ご苦労さん今日はなんでっか~国勢調査?ふんふん」と素直に聞いてくれる。用件はそっちのけで世間話となってしまう。そしてねぎらいの言葉で送ってくれてほっこりとした満足感で仕事を終えることが出来た。マンションはこうはいかない。オートロックに阻まれてやっと応答があって、エレベーターとの往復が数10回。中には「国勢調査って何のこと?個人情報やないの!」インターホンで話す味気ない会話が冷たい。しかし今年からインターネットで回答出来るようになって時代は変化して来ている。60歳位以下はほとんどNETでやってくれるので手間が省けるようになった。NETで対応出来ないアナログな高齢者は時代に取り残されて行く一方で人と人との温かいコミュニケーションは希薄となって行く。止まらないマンションの増加とITの進歩そして面接を拒否する若年層の増加このミスマッチをどう解決して行けばよいのか調査を通じて考え込んでしまった。

0 件のコメント:

コメントを投稿