2016年1月23日土曜日

庚申(こうしん)の解説


庚申(こうしん)の解説

干支(えと・十干十二支)の「かのえ・さる」(金兄・サル)60日毎に来る。

干は1ケ月を3旬に分けて10日ごとに。支は歳月で12ケ月

庚申風→庚申の月によく引く風邪

庚申月→庚申のある月

庚申堂→庚申神を祀るお堂

庚申講→庚申を祀る(庚申待)をする仲間

庚申塚→庚申神を祀った石塔(庚申塔)池田には6ケ所・伏尾宝永31706

庚申草→食虫植物・栃木県日光周辺庚申山で発見された。ムシトリスミレ

庚申薔薇→庚申月と同じように隔月に咲くバラ・冬も咲く(長春花)

庚申待(庚申会(こうしんえ)→庚申の夜、仏家では「帝釈天・青面金剛」を神道では「猿田彦」を祀って、寝ずに徹夜する習俗。眠ると人身中にいる「三尸」が罪を上帝に告げ命を縮めると言う。中国道教の守り「庚申」に由来する禁忌で平安時代に伝わり、江戸時代に盛んとなる。(庚申祭・御サル待)H21年庚申は115日・316日 (60日毎)

帝釈天→梵天と共に仏法を守る神で十二天の一つ・東方の守護神、須彌山頂

     刀利天(とうりてん)の主。インド神話インドラ神を仏教が取入れ。

十二天→上下・四方・四維・日月を守護する12の天部

     上(梵天)下(地天)東(帝釈天)西(水天)南(焔魔天)

     北(毘沙門天)日(日天)月(月天)四維(略)

青面金剛→顔の色が青い金剛童子。大威力があり病魔・病気を払い除く、

       六臂三眼(ろっぴさんがん)の憤怒相。庚申会の本尊とし祀る。

()(ひじ→奈良興福寺「阿修羅像」(三面六臂)国宝が有名

金剛童金剛(こんごう)(しょ)の威力を神格化した童子形の憤怒尊。胎蔵界曼荼羅金剛手院に配置。金剛→金剛のように不壊(ふえ)の身、すなわち仏身。(金剛力士)

金剛杵→密教で煩悩を破砕し菩提心を表す金属製の法具。もとインドの武器

     独鈷・三鈷・五鈷の種類がある。

猿田彦→日本神話のニニギノミコト(天照大神の孫)日向高千穂に降臨の際

     先頭に立って道案内をされた。伊勢五十鈴川上に鎮座。中世から道

     祖神と結びつき庚申として祀られる。

三猿(さんえん→見ざる・聞かざる・言わざる眼耳口を手で押さえた三匹の猿

陰陽道(おんみょうどう)→陰陽五行説に基づく天文・暦数・(ぼく)(ぜい)ト地(ぼくち)などを扱う方術。平安中期以後、賀茂氏・安倍氏が分掌。(安倍清明)

道教→中国漢民族の伝統宗教。黄帝(こうてい)(中国古代伝説上の帝王・漢民族始祖)

    老子を教祖とする。巫術(ふじゅつ)・老荘道家の流れを汲み、これに陰陽五行説・神仙思想を加味

    不老長生の術で祈祷を行う。山岳修験道に及ぶ。

五行中国古来の哲理。陰陽五行説 万物の元素

    木(きの)火(ひの)土(つちの)金(かの)水(みずの)

    もく   か    ど     きん   すい

    月と日(太陽)により天地に循環流行し停息しない考え方。

十干・十二支→兄(え)弟(と) 平成21年己丑(つちのと・うし)

    甲・乙・丙・(てい)()()(こう)(しん)(じん)() (十干)

    子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・酉・戌・亥(十二支)

三尸(さんし)→「し」は屍・死神

    道教では人の腹中に住んでいると言う三匹の虫が隠している過失を

    知り庚申の夜人の睡眠中に抜け出し天に昇りその罪悪を天帝に告げる

    天帝は減点法で0点になると「死」を宣告するという。

    上尸(頭→頭脳犯) 中尸(胸→心根) 下尸(下半身→浮気不倫)

■織田信長が熱心に信仰し、庚申の集まりを中座した明智光秀を激しく叱りつけたことが本能寺の変の一因であるとの説がある。

■庶民に普及するのは江戸時代になってから。

■庚申塔を建て先ず参り、当番が招集し酒を飲み朝まで眠らず飲み・食い話し・遊ぶ・どんちゃんさわぎをする。小正月の左義長・どんど・よねん講と似ている。

■本職の石工によらず庚申講員が石材(自然石)を調達、文字を彫り込んだ。多くが集落のはずれの古道旧道に建てられて、祠に納めるものは少ない。

石材は向かって右肩上がりが殆ど(不動明王の光背の火焔か?)

■表「日月」「梵字」「(大・南無)青面金剛」「金剛童子」「帝釈天」「三猿」

裏「建立(施主)年月日○○村」「庚申塔」「庚申祭」「庚申講中」

0 件のコメント:

コメントを投稿